広報誌ずいしょう 104号(2015年2月発行)

利用者と職員に選ばれる施設づくりで社会福祉法人としての使命を果たします

 昨年、瑞祥会では2月にリリックケアセンターの増築・改築、そして、9月には湊荘が移築・改築いたしました。新しい施設にご利用の皆様からは喜んでいただき、また新しい職場環境の中、職員の士気も上がり、最高の地域貢献ができたとの評価をいただいております。

 さて現在、香川県、特に東かがわ市においては、高齢者の人口比率が急激に増えており、高齢化率37.4%を超えています。そして、団塊の世代が75歳以上になる2025年には益々その傾向は進むことが見込まれています。

 そのような状況のなかで瑞祥会では従来通りのサービスを継続し充実させていくと同時に、制度の狭間で問題を抱えておられる方や低所得の方に対するサービスに取り組み、社会福祉法人としての使命を果たしてまいりたいと考えています。

 そのためには介護人材を継続的に充足させる事が最大の課題となります。現在、瑞祥会グループの職員数は584名で、そのうち東かがわ市内の事業所には306名が勤務しています。その中には定年後も継続雇用等で働いてくれる多くの職員、また、東かがわ市に転居してくれている職員7名、市外・県外から通勤してくれている職員34名がいます。離職率は5%以内で職員の処遇改善や育成にも力を入れていますが、今後も地域からだけでは介護人材を充足させる事は困難であると考えられる事から、引き続き市外の人材や外国人労働者の受け入れ等、様々な施策を検討し実施していくことで、適切なサービス提供を行っていきたいと考えております。

 今年も瑞祥会の各サービス事業に対し、温かいご支援をいただきますようどうぞよろしくお願いいいたします。

社会福祉法人瑞祥会
理事長 樫村 徹